千代田区司法書士行政書士｜イーグル司法書士事務所

• 2019.02.19
• カテゴリ：

こんにちは。矢部です。

まだまだ風邪が流行ってますね。みなさん、お気をつけください 。

 

はい、本題です。

法人の登記簿には、代表取締役の個人住所が記載されています。

そして、登記簿は何と誰でも見ることができます。

 

このことに、経済界からは、「企業の代表者が、自宅に不意の来訪を受けることが発生している。」と大反対。

プライバシーの観点から個人住所はなくしてほしいと。

 

これに対し、機関投資家、弁護士会などは、「経営者には社会的責任がある。」「会社の計画倒産や詐欺被害に対応するため、代表者の住所は必要」と反論。

そう訴訟等で会社本店住所に訴状が届かない時、代表者の個人住所がよりどころであるところ、弁護士さんにとってはそれができなくなるということもあります。

 

個人情報の保護を優先すべきか、取引の安全を優先すべきかの議論なんですね。

なかなか難しいです。

 

とにかく、ネット登記簿では、代表者住所が消えるようです。

実施時期は未定。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。